食品リサイクル堆肥化事業内容
常総広域市町村地域(守谷市、取手市、つくばみらい市、常総市)で対象世
帯を選考し、ご協力していただける参加世帯を募り、生ごみの回収をしています。
回収は月・火・木・金曜日の週4回、1tダンプ6台で、個別回収(
各世帯へ回収に伺う)の方法で行っています。
施設開設当初(平成20年4月1日)は、1,400世帯から始まり、開設8年目にあたる
平成27年度(6月1日現在)には、5,611世帯の方
にご協力していただいております。
《回収》
午前8時半までに協力世帯の方々に排出して頂き、午前8時半から午後4時の間で回収しております。
ご協力いただいた各世帯には、予め、ごみ袋とバケツを配布し、回収日に家先に出していただいたものを回収いたします。
《搬入》
回収された生ごみは、常総環境センター内にある台貫で計量したのち、食品リサイクル堆肥化施設へ搬入されます。
《ホッパーへ投入》
搬入された生ごみは、ホッパーへと投入、荷降ろしされます。
《分別》
破袋機処理ライン及び、分別機処理ラインを通過した生ごみは、堆肥化原料 (写真右側)と、夾雑物(写真左側)に分別されます。分別機の構造は回転ブレード式になっており、回転ブレードが回転することで重量比、かさ比重において分別処理を行っています。夾雑物には、回収袋、野菜果物の皮などの一部比重の軽い
もの及びかさの大きなものなどが排出されます。生ごみ原料は、ペースト状になって排出され、そのほとんどの90%以上が水分になっております。
《混合》
分別処理後、
ペースト状になった原料・種菌・石灰を技術者がホイールローダーで混合します。良い発酵をおこなう条件として、混合物の含水率(水分量)の調整が重要で、季節変化による気温、湿度、微妙な原料の含水率などを判断しながら調整
をし、混合を行っています。
特に夏場は、水分が多く含まれた果物や野菜が多くなり、原料の含水率が増えることで、発酵に影響
しやすくなるため、技術者による管理が重要になってきます。
混合物は、
ある一定の発酵されやすい状態に調整されのちに、発酵槽へと堆積されます。
《発酵》
発酵槽内に堆積させ、送風機による発酵を
いたします。発酵期間は、1次発酵及び2次発酵ともに各7日間、合計14日間発酵を行います。その後、整菌置
場へ移して、ホイールローダーで定期的に切り返しをしながら仕上げます。発酵してから堆肥になるまでの期間は、約30日間となります。
《堆肥化された生ごみ》
生ごみの含水率は非常に高く、上記で述べたように90%以上が水分であり、残りの有機物が分解されたものが堆肥となります。出来上がった堆肥の量にもよりますが、配布する目途が経ち次第、生ごみを堆肥化にご協力いただいている世帯の方々へ感謝の気持ちを込め、希望する方へ配布させていただいています。